「金継ぎ」というと、割れた器や欠けた器の修復(リペア)に使われる日本古来からある技術で、
日本人でそれを見たことがないという人はいないかもしれませんが、どんな風に修復するのか、何を使うのかや工程までは
詳しく知らない人も多いと思います。
ただ「くっつける」だけでなく、それに金をまとわせて新しいデザインに仕上げる。という魅力はずっと心惹かれるものがありました。
サロンで行う文化イベントの企画を考える中で、「金継ぎ体験」をイベントにしてみたい!と思い始め
まずは相談がてら自身で体験してみることにしました。
お話を聞くと、漆で接着や充填から始まり、それを研ぎ・・までの工程を2~3回繰り返すそうで、それから黒漆で塗り(こちらも3回繰り返す)
最後に金粉を乗せて硬化させる。と本格的な金継ぎ工程はとても数時間やそこらで出来るものではないということが分かりました。
ここではすでに傷は埋められた状態の体で、ベンガラ漆でデザインを描いてから、金粉を乗せる工程のみさせて頂きました。
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平安堂さんの工房では、本当に日本古来からの自然素材のみを使うことに重きを置いておられます。
早く、安く,それなりにするには、科学的なものが入ったり、本漆ではなく樹脂の含まれたものが使われたりするのだそうです。
自然から頂く、自然に還る素材のみで修復する。先人たちの知恵と技術で培われた日本の美を尊んで受け継いでいく。
というとても強いポリシーをお持ちでした。
お話を聞くだけでもとても価値があるな~と感じましたので、今年どこかで 金継ぎに触れるイベントをご紹介したいと思っています。
さて、話は変わり アンビアンスのサロンのモルタル床にも「金継ぎ風」の補修デザインがほどこされています。
モルタルに出来た自然なひび割れに、樹脂(レジン)×金の粉を埋めたもの。
なんちゃって金継ぎですが、2年弱経ってくすんできたのでみんなでリペア。
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完成!自分たちでできることは自分たちで手直ししながら、職人さんの仕事の尊さを肌で感じていきたいと思います。
作業中、レクチャーに来て下さった リペア職人の辻さん!ありがとうございました。
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